きみがしらないひみつの三人 の絵本が教えてくれた生きることの尊さ
いらっしゃいませ。本日は、太陽の輝きや葉っぱが風に舞う様子が美しい秋空ですね。
午前中は子どもを病院に連れて行きました。そのため、しばしお店を閉めておりました。大変ご迷惑をお掛け致しました。
病院というのは待ち時間が長く、子どもも退屈になってしまうものです。そんなときに、絵本というのは物語の世界へと連れていってくれるのでありがたい存在ですね。
そこで、たまたま目に入った徳間書店の絵本に考えさせられました。
「きみがしらないひみつの三人」 ヘルメ・ハイネ作・絵 天沼春樹 訳
誰しもうまれると、三人のともだちがやってくる。アタマはかせと、ハートおばさん、ふとっちょのいぶくろおじさん、それぞれの場所に住むらしい。
そんな一人と三人が、成長していくためにどうしているかを描いているのだけど、病院で読んだからか、人の生死について、少し想いを馳せてしまったのです。絵が独特だからでしょうか。言葉が厳選されているからでしょう。切なくなったんです。
最近、私の周りで知り合いが数人亡くなられたりしたからでしょうか。もっと話したかったとか、もっと会いに行けば良かったとか、後悔してしまうことも、いきているとあるんですよね。そうした気持ちを心の奥の方から呼んでくれるような不思議な絵本だなと思いました。
誰かが誰かと繋がるのには意味があると思っています。その縁を大切にできているのだろうか。私はきちんと、一人一人と接して入られているのだろうか。そんなことを考えたんです。
お客様とは一期一会。
一人一人と、向き合えているのかと自問自答した1日でした。
また、常連のお客様がご来店されたときは、今日どんなことがあったのかとか、思ったこととか、聞かせていただきたいな、なんて夢見てしまいました。
ふふふ、へんですね。
またのご来店お待ちしております。