宇治書店~日々ぷかぷか~

「書店を第二の家」にしたいという想いから、このブログを立ち上げました。子育て中のため実際に店頭に立てない日々が続き、伝えたいものが溢れてきたので架空の書店で接客をしつつ、本を紹介していけたらと思います。読んだ人がほっこりする空間を目指していけたらと思います。迷ったときは、お店に遊びに来てください。

2016東京国際ブックフェアに行ってきました!

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いらっしゃいませ。

本日もお仕事お疲れさまです。保育園に仕事に、本当にお疲れさまです。運動会のための縫い物や、手作りの品々、さらに仕事もあってほっとする暇もないと思います。身体には充分気を付けてくださいね。

今日は、そんな忙しいお母様にクリスマスを先取りしておすすめの絵本がございます。頭の片隅に入れておいていただけたらなぁなんて思っております。

先週末に開催された東京国際ブックフェアに行ってきた際、子供に何度も「読んで読んで」と頼まれた本なんですよ。私もはじめて知りました。まさに、子供に教えてもらった…というものです。

tupera tupera 「さんかくサンタ」絵本館
本体価格1200円

絵本の出版社が集まるブースに行き、知り合いの出版者さん書店員さんとご挨拶などなどしていたのですが、たくさんの絵本がある中で子供が選んだのは、この本でした。

「さんさんさんかく、さんかくサンタ♪」と歌うように読み聞かせたところ、いたく気に入り合計で七回も読みました。そんなに気に入ったなら…と購入致しました。

帰ってからも、何度も読みました。
ブックフェアが終わってからも、毎日五回以上読んでおります。本当に気に入った様子でした。

子供は無邪気で、こちらも嬉しくなるものです。もし、プレゼントに迷ったら参考にしていただけたらと思いますよ。あ、少し笑ってくださいましたね。良かった。お店に入ってきたときは、眉間に皺がありましたよ。笑うと、幸せな皺が出来ますね。

ここからは、お母様に質問なんですが、実は気持ちがざわついたこともあったんです。「お母様にとって、本は必要不可欠なものですか?」私は、専業主婦になって、はじめて本屋で働く自分の価値観が、本当はお客様に寄り添えてなかったのではないか…と思ったんです。本屋で働く人は、やっぱり本が好きだし、売り上げもとりたいから本を勧めますよね。でも、お客様の立場で考えたら、場所もとる、かさ張る、などの理由で「今、必要なもの」ではないのかもしれないと感じたのです。

今回のブックフェアで、何だか得たいの知れないなにかと向き合った気持ちになったんですよ。それは、メモを片手に大量に買っていく大人をみてだったり、目が真剣で下に子供がいることにも気付かないで押し退けている姿だったり、泣いている子供をみて舌打ちしてきたり、そうした小さなことなんですが、そんなに欲しかったら「本屋」で買えばいいのに…と思いましたよ。ブックフェアは割引があるので、安く手にはいるとは思いますが、遠い人からしたら交通費だけでそのくらいは払うことになりますよね。
いや、でも、色んな出版者さんが出展しているので、全てそろう可能性は高い…そう考えることもできます。何が言いたいか…というと、子供を押し退けてまで購入したいのなら本屋を利用してもらえたらいいのにな…ということ、そもそも、本は必要なものなのかな…ということを自分自身が書店員として考えて向き合わなくてはならないなと思ったんですよ。本屋が本当に必要とされているのか。
お客様と寄り添うためには、ちゃんと答えを導き出さなくてはならないなと感じましたよ。

すみません…店主の私がぼやいてしまって。あぁ、受け入れてくださってありがとうございます。お客様が笑ってくださったように、私も一生懸命寄り添っていかなくてはなりませんね。書店員としての自分に。聞いてくださってありがとうございます!